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2026.09.09

自治体研修

不祥事の再発防止策について

先日、長野県の地方紙で読んだ記事の内容からです。
ちょっと記憶曖昧なところがあるのでご了承ください。

ある自治体職員の方が、公用のデジカメを紛失したという不祥事の記事でした。
記事によると、レインコートのポケットに公用のデジカメを入れていたそうですが、何かの拍子に落ちたのではないかとのこと。
デジカメには、その日だけでなく、それ以前に撮影された個人情報に関する画像も入っていたそうです。

そこで、その自治体としては再発防止策として、デジカメにストラップみたいなものをつけて、手首に結び付けて落下防止に努めるそうです。

まあ、再発防止策としては妥当な考え方かもしれませんね。
しかし、これだけでいいのかな?と感じたのは私だけではないはずです。

何か、もっと根本的な防止策って考えられないでしょうか。

そもそも、今や誰もが個人でスマホを持つ時代。「公用のデジカメ」そのものを使うということに疑問を感じる方もおられるでしょう。
また、ここで問題になっているのは「デジカメ紛失」より、「個人情報の入った撮影データ」の方だろ!と思われる方もおられるでしょう。

まあ、この自治体でどのような内部議論が行われた結果なのか分からないので、私としてはコメントを差し控えますが。

「再発防止策を講ずる」と謝罪会見などでよく耳にいたしますが、果たしてどこまで根本的な解決策なのかはあまり見えないのが現実です。
また、効果的な再発防止策であっても、そのための職員の負担が増えたり、また様々な備品を準備しなければ達成できないなど、費用をかけすぎるのも考えものです。
更に、再発防止策とは、現場の職員が知恵を出すというよりも、もっと別の立場から「机上で考えた」案が示されることが多いのではないでしょうか。
そうなると、結局「やらされ感」だけが残り、職員が自発的に「守ろう」とすることにつながらないようにも思えます。

隣の課、隣の市であった不祥事やミスに対し、「対岸の火事」として見ているのでは根本的な解決になりません。
全て「自分の市」「自分の課」で起こるかもしれない、という当事者意識のもと、様々な課題について職員が積極的に関わりあって検討することが再発防止には何よりも大切だと思います。

あなたの自治体、あなたの課ではこの「デジカメ紛失」問題、どのような防止策を取りますか?
また、そうした新聞記事を元に、自分のところではそうならないようにしよう、と課内で話し合ったことはありますか?

私の自治体コンプライアンス研修においては、こうした点にも注力して皆で考える内容としてまいります。
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